ニキビ 予防と保険治療、漢方治療、自費治療

ニキビは大きくわけて2つのタイプがあります。

性ホルモンの分泌が増え、皮脂の分泌が多くなる事により発生する思春期ニキビ。30歳前後の女性に多い、ホルモンバランスの乱れやストレス等の影響で出現し、生理前に悪化する傾向のある大人ニキビがあります。

毛穴が角質で蓋をされてしまったような状態になり『白ニキビ、黒ニキビ(面ぽう)』が発生し、それに炎症が加わると『赤ニキビ』となります。
炎症が長く続くとにきび跡(凹み、クレーター)の原因になります。

跡を残さずきれいに治すために、なるべく早いうちにニキビの炎症を抑えることと、ニキビのできにくい肌作りが大切です。

ニキビの原因

  • 皮脂の分泌過剰
  • 皮膚のターンオーバーの乱れ
    毛穴のつまりにつながります。
  • 細菌(ニキビ菌)の増殖
    過剰な皮脂はニキビ菌の増殖を促し、赤ニキビの原因となります。
  • ホルモンバランスの乱れ
    男性ホルモンは皮脂の分泌を高めるため、過剰な男性ホルモンはニキビ悪化の原因になります。また、女性ホルモンのバランスがくずれるとニキビ悪化の原因となります。生理前にニキビが悪化するのはこのためです。更に、ストレスが溜まったときに分泌されるストレスホルモン=ステロイドホルモンもニキビ悪化の原因になります。

ニキビ予防のための生活習慣

  • ストレスをためない
    過度な精神的ストレスはホルモンバランスを乱します。適度なスポーツや趣味でストレス発散を。
  • バランスのとれた食生活
    糖分や油分の取りすぎはニキビを悪化させるといいます。
    ビタミン豊富な緑黄色野菜や便秘を防ぐための食物繊維を含んだ食材を取り入れ、バランスのとれた規則正しい食生活を心がけたいです。体にいいものを取り入れていると、気持ちも前向きになります。
  • 睡眠
    肌の生まれ変わりが最も活発になる、午後10時から午前2時のゴールデンタイムに眠っていることが肌には良いといわれています。一般的には、毎日最低6時間は睡眠時間をとることがニキビ予防にはいいようです。
  • 便秘
    水分や食物繊維を取って便秘を防ぎ、腸内環境を整えておきましょう。
  • 紫外線
    外出の際は日焼け止めで対策をしましょう。
    真夏に限らず曇りの日なども紫外線はありますので、こまめに対策をしましょう。
  • スキンケアの見直し
    油分の多いクリームやファンデーションは毛穴のつまりの原因となります。
    化粧水やゲル状の美容液等で皮膚への水分補給はしっかり行いましょう。
    ファンデーションは薄づきのパウダータイプの物や、ニキビ肌用のものをお勧めします。
  • 皮膚への刺激を避ける
    洗顔は皮膚に刺激を与えないように、たっぷり泡立ててから優しく洗いましょう。
    気になっていじったり、自分で潰そうとしないようにしましょう。
    髪の毛も肌にかからないように、束ねたり止めたりの工夫を。
  • アルコールはほどほどに
    アルコールの過剰摂取は皮脂腺を刺激しますし糖分も多く含みます。
  • 禁煙
    タバコに含まれるニコチンはせっかく摂取したビタミンCを破壊します。
    また、ニコチンにより血流停滞し、肌の新陳代謝は低下します。
    その結果、にきび悪化の原因となり、肌の老化を早めます。

ニキビの治療

保険適応される治療

  • ビタミン剤飲み薬(ビタミンB2、B6、C)
  • 外用レチノイド
    毛穴のつまりを取り除く薬です。
  • 抗菌薬(塗り薬、飲み薬)
  • 面ぽう圧出
    専用器具を用い毛穴につまった、皮脂や角質を物理的に取り除きます。
  • イオウ製剤
  • 漢方薬

保険適応のない治療

ケミカルピーリング
ピーリング剤を塗布し、古い角質や毛穴の汚れを取り除き、肌のターンオーバーを正常に戻します。ニキビあとの色素沈着、毛穴の開きなども改善され、お肌のキメを整えます。
皮脂の分泌もおさえられます。

ビタミンCイオン導入
イオン導入は、微弱な電流で有効成分を肌の奥深くまで届ける治療です。
美白作用・抗炎症作用・抗酸化作用の高いビタミンC誘導体を導入することでニキビ肌のケアに有効です。
ケミカルピーリング後は特に有効です。

よくある質問Q&A

痕になりやすいニキビはありますか?
炎症を伴った赤ニキビは、症状が進行すると毛穴の奥の組織も破壊してしまうため、ニキビ痕ができやすくなってしまいます。重い症状にならないよう、早めに医療機関にご相談ください。
ニキビを悪化させない工夫はできますか?
入浴・シャワーをかかさず、肌に触れる枕カバーなども清潔に保つことを意識しましょう。
また、患部を触ると症状が悪化しますので、できるだけ触らない様にしましょう。
ニキビになりやすい人の特徴は何ですか?
慢性的な睡眠不足や偏った食生活を送っている方や、過度な洗顔を行っている方はニキビができやすいです。

市川市本八幡のふじた皮膚科クリニックでは、女性医師が丁寧に診察します。シミやワキ汗、巻き爪、アトピー、ニキビ、イボ、じんましんなどお肌の病気からお悩みまでお気軽にご相談ください。

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